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「ローゼンメイデン」の薔薇乙女と「鋼の錬金術師」のホムンクルスの類似性から考察するローザミスティカと7つの美徳の関係

 アンティークドールである薔薇乙女たちに生命を与えるローザミスティカ。人形師ローゼンが長い年月の末に錬金術で生成したローザミスティカは、何故7つに分けられ、7体の薔薇乙女に1つずつ与えられ、そして今またアリスゲームによって1つに戻されようとしているのでしょうか。これは究極の少女「アリス」を生み出す過程で必要な作業なのかもしれないという仮説を立てましたのでご紹介します。
 「鋼の錬金術師(原作コミックス版)」でホーエンハイムが生み出した7人のホムンクルスたちと、「ローゼンメイデン」で人形師ローゼンが生み出した7体の薔薇乙女たち。生みの親を「お父様」と慕い、しかし母親は不在で、そしてその誕生には錬金術が関係する、など多くの共通点があります。
 今回調べて初めて知ったのですが、「鋼の錬金術師」のホムンクルスたちの名前は、聖書に書かれた7つの大罪そのものです。即ち、ラスト(色欲)、グラトニー(暴食)、エンヴィー(嫉妬)、グリード(強欲)、ラース(憤怒)、プライド(傲慢)、そしてスロウス(怠惰)。ホーエンハイムの命名センスはサイテーですが、グリードがホーエンハイムの体内に戻るくだりから察するに、ホーエンハイムは自らの悪い性質を分離排除する「ジキル博士とハイド氏」的な思惑が会ったのかも知れませんが、ここではこれ以上触れません。
 さて、7つの大罪があるのなら、7つの美徳もあるのでは? と思いついて調べたら、やはりありました。しかも、五行説のように、「7つ」シリーズには他にもかなりの種類があって、それぞれ対応しています。一部を抜粋しますと、
惑星

水星
金星
太陽
火星
木星
土星
大罪
嫉妬
暴食
好色
強欲
憤怒
傲慢
怠惰
美徳
貞節
知恵

希望
勇気
忠実
慎重


黄色






(勝手ながらこちらのウェブサイトを参考にさせて頂きました。ありがとうございます。大変分かり易く説明されていますのでお勧めです。)
 ここで、7つの美徳と7色の組み合わせに注目して下さい。薔薇乙女たちのイメージカラーと性格を連想しませんか?

・真紅(赤)は、姉妹でローザミスティカを奪い合うという過酷な運命(アリスゲーム)に対して、自分のやり方を貫く「勇気」を持っています。
・水銀燈(黒)の行動は大胆に見えて、実は先に他の姉妹たちの動向を調べ抜くなど、確実な勝利の為にとても「慎重」に戦っています。
・翠星石(緑)が夢の世界で人間の夢の木に与える庭師の如雨露の水は、ジュン君が温かく懐かしく感じたように、「愛」に満ちています。
・蒼星石(青)は、マスターに「忠実」過ぎたためにローザミスティカまで失いました。
・金糸雀(黄色)は、自称薔薇乙女一の頭脳派で、実際に「知恵」を絞って様々な作戦を立てては実行しています。

残るは雛苺と薔薇水晶です。アニメ版では紫ですが、原作コミックス版の薔薇水晶は白いドレスを着ています。そして雛苺はピンクですが、残った「橙」に例外的に対応させます。

・雛苺(ピンク→橙)は、真紅に敗れてアリスへの道が閉ざされたというのに一番「希望」に満ちた日々を送り、また周囲にも「希望」を振り撒いています。
・薔薇水晶(白)は、…まだ謎なキャラですが、きっとお父様に対する「貞節」の念から、アリスゲームにおける自分の義務を粛々と果たすのでしょう。

 いかがでしょうか。多少強引にまとめてしまいましたが、それでも7体の薔薇乙女のそれぞれが7つの美徳に対応しているということは言えると思います。
 すると、ローザミスティカを7つに分けた意味が見えてきます。7つの美徳のそれぞれを7体の薔薇乙女に分け、それぞれの薔薇乙女に1つの美徳を極めさせ、然る後に7つの欠片を1つのローザミスティカに戻したら、そのとき7つの美徳を兼ね備えた、究極の少女「アリス」が誕生する、というシナリオを、人形師ローゼンは思い描いているのではないでしょうか。
 こう考えると、アリスゲームの必然性が説明できますし、逆に、そうでなければ、せっかく生まれた7人の娘たちに命懸けのバトルロイヤルを課す父親の心境は到底理解不可能です。
 では、アリスが誕生した後、ローザミスティカを失った薔薇乙女たちはお役御免で忘れ去られてしまうのでしょうか。このことを予想するためにも、既にローザミスティカを失い、記憶も失い、「9秒前の白」を漂う蒼星石の未来が気になりますね。
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コメント

>7つの美徳のそれぞれを7体の薔薇乙女に分け
7つの美徳を分けたということは考えもしませんでした。

ただ原作の中で、薔薇乙女の欠点と利点のキーワードは探していました(忠実が美徳だなんて・・・)。
私の中ではローザミスティカはお父様そのもののような感じがしましたので、「利点+欠点」が含まれているのかな?と思っていました。そして欠点を克服し(利点の極みということは思っていませんでした)
しかしアリスになっても本当に完全なのかな?と思っていました。これを前提にいろいろ考えていました。(お父様は死にたいもしくは自分の影を殺して欲しいのでアリスになればそれを断ち切ろうとするパターンとか(汗

大変参考になりました。
ローゼンは周りに語ってくれる方がいませんので、ブログに書いて良かったと思いました^^
感心させられました
ドラマCDで水銀燈が、ドールたちの特徴を述べていますが、それだけではなく、“ヒトガタ”としての人間の善と悪の部分があるはずだと考察しようと、パンドラの箱や108つの煩悩について調べて考察しようとしていましたが、いまいち決定打がなく・・・orz
既に考察されていたとは!
勉強になりました。ありがとうございました。
有閑人さん、
>パンドラの箱
これも面白そうです~♪ マスターにとって、「まきますか、まきませんか」という得体の知れない質問に答えてしまったばっかりに否応無く送られて来た「鞄」は、人によっては災厄になってしまう可能性もありますよね!! 人工精霊がそんな人は選ばない筈ではありますが…。そして実際には鞄に「希望」が入っていたのですね♪

…読み返すと、「ホーエンハイム」と私が連呼している人物は別人でしたね~(汗) 最近になって知ったのですが、「フォン=ホーエンハイム」とは有名な錬金術師「パラケルスス」の本名らしいです。「鋼の錬金術師」も背景を調べるとはまり込みそうです♪

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