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「あしや人形感謝祭」レポート・その5「お茶会」

  またもやバスで移動した距離はちょっぴりで、すぐに次の目的地「芦屋釜の里」に到着。実は、先の岡湊神社でも展示されていたのですが、あしや町は「芦屋釜」で有名な町なのだそうです。
20060429-025AshiyaPot
20060429-026AshiyaPotSpecification

 あしや町としてはこの芦屋釜を大々的にアピールしたいらしく、真紅バスツアーの目的地にも「芦屋釜の里」が含まれており、ここではお茶を頂いて、芦屋釜の作り方に関する説明を受ける、というスケジュールが組まれておりました。

 このような予備知識を持っていた私は、またもや失礼ながら、このお茶会には全く期待しておりませんでした。ローゼンメイデンにおける「お茶」と言えば、真紅が愛する「紅茶」か、翠星石が上手に淹れるとされる「ほうじ茶」であって、いわゆる「茶道」のお抹茶を頂く理由が見当たらないのです。さらに邪推するなら、芦屋釜を紹介するために無理矢理お茶会に結び付けられているのではないか、とさえ考えていました。もちろんこの後、この大いなる勘違いを恥じることになるのですが。鞄があったら入りたい…。

 さて、真紅バスツアー参加者全員に一度にお抹茶を振舞うことは難しいとの事で、2班に分けられました。「3A」の私を含む、バスの前の方に座る半数は先にお茶会、後に説明会、他の方々はその逆、という具合に。

 立派な門を通って、広いお茶室に通されました。畳の上に真っ赤なフェルト生地のようなものが敷かれており、その上に私の班が全員で並んで正座しました。正座なんて、本当に久し振りです。私にその習慣が無いのは帰国子女だからかも知れませんが、しかし帰国してからも正座する機会はほとんど無かったような気がします。とにかく、お茶会が終わって立ち上がるときに足が痺れるのは決定事項でしょうが、そのダメージをどれだけ抑えられるかが、私にとってのお茶会のテーマとなりました(大袈裟ww)。

 バスに乗り込むときも、お昼ご飯のときも、一番最初に乗り込んだ私ですが、今回ばかりは遠慮しました。と言うのは、茶道の心得なんて全くございませんので、自分より前の人の動作を観察して真似する必要があるのです(汗)。私は5人目でしたが、前の4人は皆様マナーをご存知だったようで大変助かりました、ありがとうございます♪

 全員が揃って正座すると、芦屋釜の里の女性スタッフの方から今日のお茶会についてお話がありました。これからお茶を頂くわけですが、その前にお茶菓子を頂くのだそうです。
「今日のお茶菓子は…」
このとき、スタッフの方が一瞬、言葉を切って、溜めを作られました。時間にしてコンマ数秒、またはそれ以下の短い時間に、鈍感な私もその時になって初めて、事の重大さに気付きました。そうです、このお茶会はやはり「ローゼンメイデンファン」の為のものなのです!! そして、先程のお昼ご飯で不自然にも「欠けていた物」とは!? 鈴カステラがあったのに何故「これ」が無かったのか!? 私の脳細胞が答を導き出すのと同時に、スタッフの方の言葉が続きました。
「…いちご大福です♪」
えぇ、私の耳には確かに聞こえたんです、この音符記号が。スタッフの方は私たちの反応を楽しむかのように悪戯っぽくおっしゃったんです。そしてスタッフの方に続いて全員で厳かにお辞儀したのですが、その姿勢のまま茶室のあちこちからこぼれる笑い声、そして思わずガッツポーズをする私♪ やってくれます、あしやスタッフの皆様!!

 一通りの説明が終わると、最初の女性は一旦退席されて、別の女性スタッフが数名がかりでお茶菓子を配って下さいました。とは言っても格式高いお茶会の席の事、一度に4人分のいちご大福を小さなお盆に載せて登場しては、正座して、お盆を置いて、相手の方に向き直り、お互いにお辞儀して、頭を上げて、いちご大福を一つ手に取って、相手の前に差し出して、またお互いにお辞儀して、次の相手の方に向き直って、…という手順を踏むものですから時間のかかること。私は足の痺れが心配でなりません。

 しかし次の瞬間には、そんな心配など吹き飛ばすような光景が目の前に広がりました。
20060429-027IchigoDaifuku
「三島屋」ですよ!! のり姉ちゃんが小倉シュークリームを購入し、巴ちゃんがいちご大福を購入する、あの「三島屋」です!! トロイメント第1話で、巴ちゃんが上井戸谷第二中学校から図書館に向かう途中に建っている「三島屋」です!! 芸が細か過ぎ。裏には、

姉妹店の「不死屋」も…よろし、くんくん!!

の文字が。「三島屋」はアニメ版、「不死屋」は原作版、なんて事は説明する必要もありませんよね♪ お茶会という厳かな舞台で、そそくさと隠し撮りを試みる面々。もちろん私も共犯ですww

 透明なプラスチックの蓋を開けて、ここで困りました。私の知る限り、こうしたお茶菓子はお抹茶を頂く前に食べ終わるべきなのですが、一口で頂くには大き過ぎるし、かといって黒文字もありません。意を決してそのままかぶりつきました。口の周りは白い粉でまみれているでしょうが、この際もう気にしません。

 断面を見ると、苺がでかい!! 周囲のお餅は柔らかく白い肌、餡子は黒い粒餡、その甘さは決して苺の甘酸っぱさの邪魔をしていません。ローゼンメイデンを知るまでは食わず嫌いしていたいちご大福を、雛苺の影響でこれまでに何種類も食べ渡りましたが、お世辞など一切抜きで今日のうにゅうはダントツに美味しく思いました。今まで食べたものは、お餅がピンク色だったり、餡子が白餡だったりして、「白くてふわぁーっとしてにゅーってして黒くて赤いの」ではなかったのですが、今回の物は物語の設定が完全に再現されている点でも大満足です。

 後から聞いた話では、既に苺の季節が終わりに近かったため、どの和菓子屋さんからも断られたため、特別な種類の苺を手配する事で作って頂ける運びになったのだそうです。また、お茶会のお茶菓子は、本来落雁などの干菓子、つまり「お上品に食べやすい」お菓子が出されるそうで、今日はあしや人形感謝祭実行委員会から芦屋釜の里に無理にお願いしていちご大福を出してもらったのだそうです。こだわるなぁ…♪

 空き箱は、下げられてしまう前に記念品の一つとして確保する人が続出、もちろん私もその一人です。中には食べずにそのまま持ち帰る人まで。実はその後、お茶会の最後に「どうぞお持ち帰り下さい♪」とファンの心理を理解したお言葉がありましたので、こそこそする必要は無かったのですが。

 その内に今度はお抹茶が運ばれました。お茶菓子のときと同じく何度もお辞儀するのですが、その隠された意味を理解出来た気がします。お辞儀の動作にまぎれて足首や足指を運動させる事で、足の痺れを防げる事を発見したのです。…とんだ無作法者ですねぇ。

 お抹茶そのものは、何度か飲んだ事があったのでその苦さを覚悟して頂いたのですが、不思議な事に、全く苦味を感じませんでした。しかも、お茶を点ててから実際に口にするまでに時間が経っている筈なのに、泡が沢山残っています。茶道には全く詳しくない私にでも、このお茶を点てて下さった方が大変お上手なのだろうという事は分かります。

 お茶会が終わって、次は芦屋釜の説明会。もう一つの班が終わるのを待って入れ替わり、まずはビデオ鑑賞。ははぁ、芦屋釜って「鋳物」だったのですね。土で作った鋳型に加工することで細かい模様が作られるのだそうです。で、これだけ苦労して作った鋳型は、一つの釜を作ったらお役御免の使い捨て。なんてもったいない…とも思いましたが、そうでもしなければ釜の内側の鋳型を出すことは出来ませんから仕方ありません。この頃になってとうとう効果が切れました、真紅バスに乗る前に飲んだ「眠眠打破」の。つまり、2回ほど、うとうとしてしまいました…スイマセン。

 ビデオの後は、学芸員さんに実物を見せて頂きながらお話を伺います。なんと、芦屋釜の技術は、数百年前に一度完全に失われてしまったものを、現代に甦らせた物なのだそうです。しかも、現代の鋳造技術では薄さ3mmが限界なのに、古来より伝わる芦屋釜は2mm。昔の方が技術的に優れているなんて事があるなんて、信じ難い事実です。お値段も大変なもので、日本国として保有するものが2億円、芦屋釜の里に展示されているものでも5千万円だとか。
20060429-028AncientAshiyaPot

 最後に、実に3,000坪の広さを誇るという本格的日本庭園の中を散策…。ただ、この時はもうとにかく眠たくて、ちゃんと見てません。もう一度、見に行きたいですねぇ。唯一写真に撮ったのが、
20060429-029IoriInAshiyaGamaNoSato
↑趣のある庵…
20060429-030Ginpuutei
↑その名も「吟風亭」…
20060429-031ElectricalOutlet
↑部屋の隅にはコンセントが…
いえいえ、決してふざけてなんかいませんよ!?(汗)

 もう一つおまけに、芦屋釜の里のすぐ近く、徒歩で2~3分(?)の場所に、「芦屋歴史の里」という博物館(?)がありまして、そこでは芦屋出身の「吉田直」さんの展示会が開催されるそうです。失礼ながら私はそれまで全く知らなかったのですが、「トリニティ・ブラッド」などの作者で、34歳の若さで既にお亡くなりになっているそうです。興味のある方は、7月1日~10月1日まで「芦屋歴史の里」の「スナオ展」に足を運んでみて下さい。
20060429-032AshiyaHistoricalMuseum
20060429-033SunaoTen
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コメント

至れり尽くせりですね・・・

「お茶会」全般の事
 随分と・・・ スタッフの方々、色々な「ファン一同の冥利に尽きる」選択を・・・ 何と言うか、もうとにかく・・・「素晴らしい」の一言に尽きるでしょうか・・・? 見事な遊び心と拘りようで、「隠し撮り(+共犯)」さらには「箱の持ち帰り」なんてもの、おそらく予測していたのではないかと・・・w

「芦屋釜」のこと
 一度完全に技術が歴史上から喪失した物を、完全に復元するというのは,例外なく困難なことです。更に、
[現代の鋳造技術では薄さ3mmが限界なのに、古来より伝わる芦屋釜は2mm。昔の方が技術的に優れているなんて事があるなんて、信じ難い事実]
というのも凄まじい事実ですが、
日本では、江戸時代で完成されて、その後現代に至っても改良の必要が全くない技術も実在する事を考えると、“意外と”何でも無いことかもしれませんね・・・ スゲエや、江戸時代の日本の技術ってのは・・・(というか、職人? ・・・あ、“両方”でしょうね)
すごいですね!!
お茶菓子に苺大福が出たんですかぁ・・・
私苺大福食べたことがないのですよ。
母に頼んだところ「季節がそろそろ終わるからもうないんじゃないの??」とかいわれて買ってもらえませんでした・・泣
弓月s羨ましいです!!
眠い中ご苦労様でした!!
スタッフの方も、ここまでこだわって用意するのも、すごいですね。羨ましい限りです。
空箱の持ち帰りも、当然?でしょう。

芦屋釜の製造技術(鋳造)まさにマエストロすごい、こんな事もあるんですね。

僕も帰りの高速道路で、猛烈な睡魔に襲われ、このまま運転してると、いずれ死ぬので広島あたりのPAで仮眠、起床後「眠眠打破」を飲んで運転続行。
Verdazuri-Hgさん、
>おそらく予測
そうかも知れませんね~。あしやスタッフの方々から前もって、アニメファンの性質について説明があったのかも♪
>江戸時代の日本の技術ってのは
本当に、日本人に生まれたことを誇りに感じてしまいます…!!

ゆかたんさん、
>苺大福食べたことがない
うちの近所のスーパーに入っている和菓子屋さんでは、まだ売ってますよ~。1個136円とお値段が高目なのは苺が高いのだと思います。作る量が少ないのか、すぐに売切れてしまいますが…。
>季節がそろそろ終わる
そうですよね、もう柏餅の季節だから、というのが当初苺大福を断られた理由だったらしいです。

硝子さん、
>空箱の持ち帰り
そうですよね、私、異常じゃないですよね?
水銀燈決起集会で貰ったヤクルトも、中身は飲みましたがその容器は洗って保管しています♪(これは異常かも)
>「眠眠打破」
意外と飲みやすくて良かったです。でもやっぱり睡眠は大切♪
>あしやスタッフの方々から前もって、アニメファンの性質について説明があったのかも♪

あ、意外とそうだったりして(笑)
そうなんです!お昼にうにゅ~がでなかったんです。
だから恐らくお茶会で!と予想してたら的中でした♪
思わず笑ってしまいますよね~
ヒナもおおよろこびでした♪
そしてまた撮影会勃発www

あのうにゅ~を苦労して手に入れたものだと昨日芦屋の方からいただいたメールで知りました。あとハンバーグの件も。
他にもチラシなど町のみなさんのご協力が素晴らしかったんですね。
2万枚をタダとは恐れ入りましたwww
また来年も実現して欲しいです。
眠兎さん、
> そしてまた撮影会勃発www
やっぱりww
> また来年も実現して欲しいです。
本当ですね~ …旅費さえどうにかなれば…!!
> 旅費
来年のために今から毎週500円貯金です!
眠兎さん、
>毎週500円貯金
なるほど、一年で26,000円、ちょうど飛行機代になりますね!!

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