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Rozen Maiden Phase 34 感想(月刊バーズコミックス2006年2月号)

 雛苺がっ、雛苺が~っ!!
 …この先は完全ネタバレですのでご注意下さい。
 (Verdazuri-Hzさん、オーシャンさん、リクエストありがとうございます!! 遅くなりました…。)
 薔薇水晶、恐いです。ある意味、水銀燈よりずっと悪質です。

 最も信頼していたマスター(若き日のコリンヌさん)の手によって、実に50~60年(具体的な数字は私の個人的な推測です)にわたって一人ぼっちで鞄に閉じ込められたという、雛苺のトラウマ。これを最大限に心理攻撃する薔薇水晶は、コリンヌ、巴、ジュン、のりはおろか、真紅や翠星石からも捨てられて、またもや鞄に閉じ込められてしまう、という幻を雛苺に見せ付けます。その上で、孤独に震える雛苺に「私が傍にいてあげる」と言って抱きしめるなんて、偽善者や詐欺師を通り越した悪行ですよ。…しかし、雛苺を油断させるために見せる輝くような笑顔には、ちょっと、惹かれてしまいますね~。

 その一方で、桜田家では雛苺が行方不明になって大騒ぎ。この様子を雛苺に早く見せてやりたいものです。不思議なことに、雛苺は「鞄ごと」いなくなっています。夢の世界で雛苺が薔薇水晶のフィールドに連れ去られたのなら、実体は現実世界に残る筈なのに。これは、「雛苺が黙ってオディールさんの元に去ってしまった」と桜田家一同に錯覚させるための薔薇水晶の作戦かと思いましたが、むしろ薔薇水晶がジュン君の部屋の中にnのフィールドへの入り口を開いて雛苺を鞄ごと誘拐した、と考えるべきなのでしょうか。そういえば、過去に水銀燈がジュン君のパソコンのディスプレイを通って襲撃したことがありましたっけね。そういう意味では、薔薇乙女の前に戸締りなんて概念は通用しないのかも知れません。怖っ。否、私の部屋でよろしければいつでもどの子でもウェルカムですよ~っ♪(我ながら危ないなぁ)

 もう一つ不思議なことが。オディールさん、しばらく日本に滞在すると言った翌日に、それも朝早くに、ホテルを発ったという情報が。「朝早く」というのは、フランスとの半日近い時差ボケがどの程度解消したかは不明ですが、素直に考えれば「夢の中で薔薇水晶から何かを知らされて、朝起きたらすぐに行動した」という事なのでしょう。つまり、雛苺の奪還作戦の成功を告げられ、これ以上日本に滞在する必要が無くなり、むしろ再度ジュン君たちに雛苺を取り返されないように行方をくらました、というのが本音かも知れませんね。

 その次が大変です。とうとう薔薇水晶の正体と、薔薇乙女の定義までが明らかにされます。まさか薔薇水晶が「実体を持たないドール」だったとは(それって「ドール」なのか? なんて疑問は野暮というものですよね?)。今までの(原作版の)薔薇水晶は、常にnのフィールドから現実世界を覗き込んでいるばかりなので、nのフィールドから出られないのでは、という所までは予想していたのですが、最初から実体を持たないというのは見事に想像を裏切られました。これでアニメ番薔薇水晶とは完全に別物ということになりましたね。トロイメント第4話「契約」では、Aパートの最後に薔薇水晶が現実世界に出て来てますから。

 でも、薔薇水晶のローザミスティカはどこにあるのでしょうか? もともとローザミスティカがnのフィールドに属する物質(?)なのでしょうか? それでは「サンジェルマン伯爵」が丸底フラスコの中に「生成した」という経緯が説明出来ません。では、薔薇水晶のローザミスティカは現実世界にあるのに薔薇水晶自身はnのフィールドにしか存在しない、という事でしょうか? この場合、両者のつながりが不明です。しかし、ここで「薔薇水晶の右目」が無いことを考えると…薔薇水晶の右目は実は現実世界にあって、その右目にローザミスティカがあって、現実世界のローザミスティカとnのフィールドの本体とをつなぐのが右目のアイホールから伸びる白い薔薇、というのはどうでしょうか? まだちょっとした思い付きなのでもうしばらく考えてみます。

 それから、「肉の器のしがらみを持たない、無機の器に宿された神秘の魂、それが薔薇乙女」という薔薇水晶の台詞。ここまで断言するからには、きっと「お父様」たる「人形師ローゼン」の受け売りなのでしょう。しかし…ちょっと変です。読み返してみると、薔薇水晶が自分のことを「第7ドール」と呼ぶのは良いとしても、「第7ドールは幻の中にしか存在し得ない、何故なら私もまた幻……」で「第7ドール」=「私」=「薔薇水晶」と仮定すると、同じことをが同じことの根拠ということになるのがおかしいのです。合理的に解釈すると、「第7ドール」=「薔薇水晶」≠「私」となり、話の内容から、「私」=「人形師ローゼン」だと思われるのです。

 即ち、「第7ドールは幻の中にしか…」に始まり、「肉の器のしがらみを…」、「しかしそれでも…」、「物質世界に…」、「エーテルから…」、「イデアの…」、「その輝きこそアリスなのか」、ここまでの台詞は全て、人形師ローゼンの言葉だという事になります。「お父様はそう考えた」の「そう」には、これだけの内容全てにかかると思われるのです。すると…「人形師ローゼンもまた幻」が得られます。「幻」が「nのフィールドの属性」的な意味だと仮定すると、そんな存在が実体を持つ薔薇乙女(第1~6ドール)を作ることが出来るのでしょうか? 次のような仮説を立ててみました。
・第1~6ドールを作成時は、生身の人間で、死後、第7ドールを作成した。
・全7ドールの作成において、「幻」の存在であり、実体を持つドールを作成するために生身の人間の力を借りた(憑依?)。
 前者の場合、真紅の「ついには7体作ってもダメだった(中略)お父様は悲嘆にくれて姿を消してしまった…」という発言(Phase 13)に矛盾するような気がしますが、真紅自身はその当時第7ドールにあったことが無かったので「不完全な又聞き」ということで説明が出来るかも知れません。
 また、後者の場合、「姿を消す」とは現実世界への干渉をやめたのみならず、「幻」の世界からも文字通り「姿を消した」ということになるのでしょうか?

 そして、やっと薔薇水晶の(当面の)目的が明らかにされます。「空っぽの器が欲しいの」。つまり、薔薇水晶は雛苺の実体を乗っ取ろうと言うのです。その為に薔薇水晶は雛苺とくちづけを交わし(キャ~♪)、自らの白い薔薇の蔦で雛苺を体内から侵食します。(なんだか似たような侵食シーンをむか~し某新世紀アニメで見たことがあるような気がしないでもないですが、気のせいに決まってますよね、えぇ。)しかし、ここからが疑問のオンパレード。
・実体を持つ第1~6ドールの失敗を踏まえて、実体を持たない第7ドールを人形師ローゼンが作った、と説明しながら、薔薇水晶は自分でもアリスに到達できない理由を実体を持たないことに求めていますが、これって矛盾しているような気が…? それとも、「器」を得ることは更なる目的を果たすための手段なのでしょうか? 現実世界に撃って出るため、とか?
・アリスゲームで真紅に敗北し、契約の指輪を失った雛苺は、薔薇水晶にとっては「ゲームの盤上を降りた」(真紅にとっては「アリスになる資格を失った」)存在なのでしょうが、ローザミスティカはまだ持ってますので、「空っぽ」とは言い難いと思うのですが…? それとも、雛苺のローザミスティカも「ついでに」頂いてしまおうと言うのでしょうか?
・「空っぽの器」が欲しいのなら、ローザミスティカを失った蒼星石のボディーを拝借するのが余程簡単だと思うのですが? 第4ドールよりも第6ドールの方が、後から作られた分、ヴァージョンが高くて性能(?)も良いということなのでしょうか? それとも、ボーイッシュな蒼星石よりも、幼くとも乙女な雛苺の方が良いという薔薇水晶なりの女心なのでしょうか?

 なんだかもう、今月も情報量が盛り沢山で頭の整理が大変ですが、エーテルとかアストラルとか、イデアとかイリアステルとか、西洋魔術とか錬金術とか、そういう勉強が本格的に必要になってきましたね~♪
 とにかく、雛苺の運命は!? 真紅は間に合うのか!? そして薔薇水晶との本格的な闘いが始まるのでしょうか!? 来月号が待ち遠しいです。急展開が予想されますが、金糸雀の特殊能力も明らかにされていないことですし、原作コミックス版がすぐに終わることは無いですよね? ねっ!?
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コメント

あーなるほどなるほど^^それでローゼン=幻ね!ま、それはともかくw;
仮説は後者の方があってる気がしますね。ただ、前者でも死後、真紅達とコンタクトが取れるなら、前者の説も捨てがたいですがwその場合第7ドールの存在をお父様から聞けるからね^^
オディールさんの事も気になりますね!以前、操られていて雛苺を鞄ごと薔薇水晶のnのフィールドに持ち込んだって文を見ましたが、それでつれてこられた可能性もありますね。薔薇水晶が本当にnのフィールドから出られないのならですが。
しかし弓月水晶 さんの言う通りだったらなんらかの方法で現実に干渉する能力を持っていそうですね^^
アリスになるにはローザミスティカが必要だとの事で雛苺のミスティカ事その体が欲しかったのでしょう^^多分w
薔薇水嬢-the-horrorDoll

結局、彼女を作っても「アリス」とまで至らせる事が叶わなかったローゼン氏は、薔薇水晶からさえもわからない、どこに“存在している”のだろう? という事も気になりますね。
また、恐らく、彼女も自我を多少なりとも持っている手前、現実(=物質)世界に対する憧れが少なからずともある・・・とか?
 ちなみに、蒼星石と雛苺の“肉体”のことですが、自力で奪わないと乗っ取る事は出来ないのかな? と自分は考えていました。 
 あと、ローザミスティカが現実世界の中で生成されている事について、彼女の“虚無の眼”のブランクパートがローザミスティカとの“接点”である、との考察、見事です。 全く気付きませんでした。(そのまま気に留めずにいた・・・ まあ、1度だけの立ち読みだったからねえ~)

・“実体”とは、あくまでも現実世界での存在と言う意味である。 同様に、“空っぽ”とは、あくまでも“その内に精神(的なもの)が内包されていない状態”ということ。⇒ローザミスティカは、あくまでもそれ一つだけでは効力を発揮しない、ただ単に「何かに特殊な力を与えるもの」なだけである ・・・という事。
・>「肉の器のしがらみを持たない、無機の器に宿された神秘の魂、それが薔薇乙女」と、「幻の中の存在~~私もまた幻・・・」 については、 前者の台詞は他の6体総てのドールについて言ったものではない(あくまでも本来は自分1体のみに適合する言葉として使った?) ,後者は、「幻の中の存在」=「幻」にして尚且つ、「幻」=「幻の中の存在」という、数学専門用語で言う集合の論理の考え方を多方向に張り巡らせて行かなくてはならない・・・



・薔薇水晶には、次号からはもっとたくさんしゃべって言葉の補完をして欲しい・・・ (←そんなオチなんかいっ (答:はい、そんなオチしか持ってこれません!!) )

 あ、そういえばアニメ版では確か、雨後の庭の水溜りから薔薇水嬢が出てきたって話を聞いているのですが、ひょっとすると、その「nのフィールドの扉にしてはかなりあいまいな場所」を通り抜ける事が出来るのは結局、アニメ版では彼女1人だけで他のドールでは無理だとすると・・・ 更に「薔薇水嬢、実は現実世界線ではめっぽう弱いかも? 根拠は、“あくまでもその強さは精神世界のみでしか発揮し得ないから”」・・・だとか?
 謎ですね、本当に。 とりあえず、次号もとい次回を待つ事にしましょうか・・・(やっぱり結局、そんなオチになるんだああ~~~っ・・・・・・)
イリアステルと言うのは、物質がとある姿を形成する精神力の事、つまり薔薇水晶は雛苺の体を乗っ取り、その後の展開で「少女のイデア」を形成し、イデア界の「少女のイデア」をこの現実に出現させようとしているのではないでしょうか?詳しくは薔薇乙女研究所の掲示板で^^;
ちなみに薔薇水晶のローザミスティカについてのちょっとした思い付きいいですね^^そういう話になっても面白いだろうなぁ^^
それはともかくローザミスティカ!あれ物質として存在する物なんですかね?ちょっと考えただけでも戦いによって壊れたらいけないので、幻に近い気がしてて、その性で薔薇水晶の体内にいつもの様にあると考えてましたがw;(汗)
弓月水晶 さんは考察が上手いですね^^自分も良く考えてみますw
「心臓」なら別の場所に存在・・・?
かつてのドラえもんの、魔法と宇宙を舞台にした映画と、現在鋭意進行中の高橋女史作の「週刊少年サン○ー」大人気漫画、「犬夜叉」には、“心臓が本体とは別の場所に安置されている”という設定のラスボスキャラがありましたが・・・ ふと、そんな事をつい今思い出し、また連想したので・・・。 

あと、ジュンのPCの画面は、ジュンが日常嬉しそうな顔で愉しく(?)それに接しているため、“(ジュンという)人間からの何らかの精神的な作用を受けた、nのフィールドの入口に相応しいものになっていた”と考えることも出来るのではないかと。

そして、少し話は反れますが、雛苺の作られた意義は、「穢れの無い」=「穢れを知らない」=「幼い」という、氏の発想に由来したものではないかと、先日新たに考えてみました。

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