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水銀燈の媒介候補として人工精霊のメイメイが柿崎めぐを選んだ理由(1)

 もういくつ寝ると第6話「天使」。水銀燈が還って来るぅ~~っ!! 待ちきれませんねぇ。きっと放送当日はネットのあちこちでお祭り騒ぎになるのでしょう♪
 先日ネタを振っておきながらそのままになっていたのですが、後出しにならないように今のうちに続きを書いておきます。今日のテーマは、水銀燈の媒介候補として人工精霊のメイメイが柿崎めぐを選んだ理由に関する考察です。
 この先は完全ネタバレですのでご注意下さい。
 「薔薇乙女の契約について、又はジュン君には本当に拒否権は無かったのか」の最後に「人工精霊は何故ジュン君や巴たちを媒介候補に選定したのでしょうか」と書いたのが10月24日。1ヶ月もほったらかしにしてしまいました。すいません…。
 原作コミックスをご覧の方にはもう当たり前の事かも知れないですが、人工精霊が薔薇乙女の媒介候補を選ぶ基準については、実は既に真紅の口からはっきりされています。「人工精霊はドールに似合う心の持ち主を選び出して選ぶ」(単行本第5巻収録 Phase 23)と。
 例えば、真紅はジュンに対して「私たち怖がり屋同士なのだわ」と言っています(同 Phase 23)。では、水銀燈の人工精霊メイメイが柿崎めぐを選んだ理由は、何でしょうか。めぐは水銀燈に対して二人が「似た者同士」だと言っています(同 Phase 23)が、その理由である「イカれてる」という本質について考察しました。

 水銀燈は、7体の薔薇乙女の中でも、恐らくは薔薇水晶よりも、最もアリスゲームに執着しています。その理由は、7人姉妹の長女として、「お父様」に対して最も忠実であるからのように思えます。「お父様」、つまり人形師ローゼンには、アリスになるまで誰も会えないはずなのに、雛苺に勝利しながらそのローザミスティカを奪わなかった真紅に対して水銀燈が「神聖なアリスゲームを穢した」から「お父様はお怒りだわ…」などと言って(単行本第2巻収録 Phase 8)、まるで「お父様」の代弁者であるかのように振舞うのも、本人にその自負があるからでしょう。
 他にも、自分が「穢れる」ことを覚悟で卑怯な作戦を成功させて、蒼星石から横取りしたローザミスティカが、水銀燈の体内で拒否反応を起こしているのに、その苦しみに耐えながらなお他のローザミスティカを求めて立ち上がる姿は、まるで悟りを求めて苦行を続ける修行僧のようでもあります。
 そんな気丈な水銀燈も、本音とも思える弱音を吐いたことがあります。「私たちは絶望するために生まれてきたの」(単行本第4巻収録 Phase 21)。宗教的なお話は苦手なのですが、どうも水銀燈は既に薔薇乙女としての命(=現世)を諦めて、アリスになってからの命(=来世)に期待しているように見えます。そういう宗教を批判するつもりは毛頭ありませんのでどうか誤解しないで頂きたいのですが、少なくとも、「闘うってことは生きるってこと」の信念で「薔薇乙女の宿命(アリスゲーム)」に対しても真っ向から刃向かう真紅と、水銀燈とが反発し合うのは、必然的なことだったのです。

 柿崎めぐも、水銀燈と同様な考えの持ち主です。めぐちゃんは、先天的と思われる心臓疾患が原因で、恐らくは十数年(?)の人生のほとんどを入院して過ごしました。その間、医者からは「5歳までに死ぬ、7歳までに死ぬ、10歳までに死ぬ」と言われ続けて、将来の夢も希望もすっかり摘み取られてしまっています。今でも突然発作を起こしたりするようですから(月刊コミックバーズ2005年12月号掲載 Phase 32)、学校にも行けてないでしょうし、友達もいなさそうです。めぐちゃんの病気が完治するには心臓移植が必要とのことですから、きっとご両親は長年の入院費用以外にも、アメリカ辺りで移植手術を行うため(現行の法律では、確か15歳くらいまでの子供は日本国内では移植手術を受けられなかったと記憶しております)の莫大な費用(数千万円程度必要だそうです)を用意するために、娘のお見舞いにもなかなか来れずに仕事に金策に奔走していることでしょう。もっとも、めぐちゃん自身は「親達もいー加減悲しむのに疲れちゃった」から、言い換えれば「自分が愛されていないから」だと思い込んでいるようですが、とにかくめぐちゃんには心の支えになる存在が周囲に誰もいなかったのです。自分の世話を焼いてくれる病院のスタッフに対しても、感謝するどころかむしろ八つ当たりの相手でしかないようです(同 Phase 32)。これでは、人生を諦めてしまっても無理はありません。
 その結果、めぐちゃんは死にたがっています。それは病気の苦しみから逃げたいだけというわけでは無さそうです。祖母の死を通じて、自分自身の死に対する恐れが無くなったのも一つの要因かも知れませんが、「いつか死んだら背中に綺麗な羽が生えて、この窓から飛び立つの!」なんて幻想的な夢を真顔で語る辺り、本気で死後の世界に憧れています。めぐちゃんもまた、現世を諦めて、来世に期待しているのです。

 水銀燈とめぐちゃんの共通点はもう一つ見つけてあるのですが、続きは後日、何とか明日中に。
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コメント

2人の他の共通点とは
お久しぶりですローゼンは、“相変わらず観れない組”の Verdazuri-Hg です。

他の、めぐと銀様の共通点とは・・・




「美人である」
「ぱっと見た感じ、陰りがある雰囲気だ」
・・・ ・・・ ・・・スンマセン、つい頭の中をよぎってしまったネタですぅ~ 気に障ったら遠慮なく情け容赦なく削除してください。失礼しました・・・(汗)。

あ、ちなみに、「~理由(1)」の考察内容については、確かにその通りだと思いますよね。 それでは・・・
Verdazuri-Hgさん、
>「ぱっと見た感じ、陰りがある雰囲気だ」
その理由も、11/25の考察で説明できるかもしれません…。陰のある薄幸の美少女って、なんかそそられますよね♪

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