スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

真紅の活躍する、私の一番好きなシーン

 掲示板の方でオーシャンさんから素敵なテーマを頂きましたので、こちらで記事にしちゃいました。「真紅の活躍するお話で好きなお話は何ですか^^?」というものなのですが、本気で書き始めたら、掲示板に投稿するには長くなりすぎましたので。

 なお、以下の分析には多分に私の個人的な希望が含まれておりますので悪しからずご了承下さい。原作単行本第3巻に収録されているPhase 13に関しては完全にネタバレなのですが…さすがに、今なら隠さなくても大丈夫ですよね?

 Phase 13の冒頭で、真紅は、
・ジュン君に思いっきり甘える雛苺が気になって気になって、翠星石のギャグにもまともに取り合わず、
・ジュン君が「中身は姑」と悪口を考えると「(紅茶が)3度ぬるいわ」とのりに八つ当たりしています。
つまり、真紅はジュン君と雛苺にヤキモチを妬いているのです。

・ジュン君が「そういや最近…真紅とまともに話してないような…」と気付いた事を敏感に察知し、
・自分の着替えにジュン君が反応したことに気付くと、
・脱いだドレスのボタン付けを口実にジュン君の部屋で2人きりの時間を作ります。
つまり、真紅が女性としてドールとしてマスターに対して積極的な行動に出たのですよ!!

 ベッドの上でとっても無防備な格好をしている真紅は、
・以前にクマのブーさんの魂を呼び戻したジュン君のお裁縫に見とれてべた褒めし、
・球体関節に興味を持つジュン君を問いただすと、
・ジュン君は「お前らの呪い人形設定を忘れていただけ」と答えます。
真紅の表情から、これが真紅にとっては意外な答だったことが分かります。「そんなに珍しいのかしら」という台詞からは、球体関節が、つまり自分が人間「夢の少女」ではなくてそれを形にしよう創られたのに届かなかった人形である事が、実は真紅にとってコンプレックスであり、そしてそれを素直には認めない真紅の強気がうかがえるからです。
 しかし、ジュン君は、真紅が人形である事を忘れていました。つまり、ジュン君にとって真紅は一人の人間だったのです。この事実が真紅にとってどれだけ嬉しかった事でしょう。

 すっかり気を許した真紅は、大切な打ち明け話をジュン君に聞かせます。
・それはローゼンメイデンのドールとしての真紅の宿命であり、
・また同時にその宿命に立ち向かう真紅の信念、最も根本的な価値観でもあります。
しかし、ここで真紅はジュン君以上に大切に想っているお父様=人形師ローゼンのことを想い出し、自分の世界に入り込んでしまいます。ジュン君が「……真紅?」と不思議がるほどに。

・「私達は誰もアリスに届かなかった。お父様は悲嘆に暮れて姿を消してしまった…」
・人形師ローゼンが消えてしまった事に、真紅は責任を感じ、自分を責めていたのです。自分がアリスに届かなかったからだ、と。
ジュン君は、そんな真紅を慰めます。ジュン君が人形師ローゼンの所業を責めるのは、悪いのは人形師ローゼンであって真紅ではないという含みがあったのでしょう。しかし、それ以上に、真紅が絶対的存在として慕う人形師ローゼンに対してジュン君は嫉妬を覚えたのだと思います。

 ここで、真紅はジュン君の慰めを斬って捨てて、ローゼンメイデンの物語を象徴する哲学とも言える台詞を言い放ちます。
・「だって、闘うことって、生きるってことでしょう?」
同意を求める真紅の強い眼差しに、そんなことなど考えたこともなかったジュン君は戸惑い、答える事が出来ません。(このあたりのお話はまた別の機会にたっぷりと語らせて下さい♪)

 真紅の問いに答えられなかったジュン君は、思わず「……できた」とごまかしてしまいます。真紅も、重たくなってしまった空気を振り払うように、「ご苦労だったわ」と言ってしまいます。人形師ローゼンの話が出るまではせっかく良い雰囲気だったのに、元の女王様と下僕の関係に戻ってしまったのです。「さっさと行けよ」とそっぽを向いてしまったジュン君を、真紅は寂しそうな目で追います。

 そして、これこそが私のお気に入りのシーンなのですが、真紅は当初の目的を果たすために命令します。
・「抱っこして頂戴」
・渋るジュン君を、真紅は一通り脅すのですが、その言い草がなんとも子供っぽい♪
・「……ダメなの?」の上目遣いは反則ですよ!!

 そう、Phase 13の冒頭から一貫して、真紅の目的はジュン君に思い切り甘えることだったのです、雛苺のように。途中で両者の感情は紆余曲折しましたが、結局、
・ジュン君は「はいはいはい」と言って真紅の命令に従い、真紅の目的は達成されます。
・しかし真紅は「『はい』は1回よ」とたしなめます。
この2人の台詞、両方とも照れ隠しなんですよね。高い所に手が届かないわけでもないのに抱っこを求める真紅も、そんな真紅の真意に薄々感付きながらも、赤面しつつ応じるジュン君も。

 そして最後に
・のりちゃんが遠くから「ジュンくーん」と呼ぶ声は、ジュン君と真紅が2人っきりでいる事を強調しているのです。

 もう1つ付け加えますと、実はここでジュン君が真紅の事をどのように抱っこしたかは描かれていません。以前真紅から「次からこのように」と言われたとおりに抱っこしているのでしょうか? それにしては、真紅が両腕を万歳しているポーズが変ではないですか? …この状態から抱きかかえたら、真紅とジュン君の体が向き合う抱き方になるのが自然ではないでしょうか?

 あぁっ、これ書いてて本気でジュン君が羨ましくなってきました!!
スポンサーサイト

Template Designed by DW99 / Customized by CrystalCroissant

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。